天気予報を把握するべし

天気はどんな人にも関係します。
興味があってもなくても、生きてく上で無関係ではいられません。
だからこそ、天気の話題は老若男女問わず有効なのです。
トークが苦手なスタッフにも、苦手なお客様に対しても、世間話の切り口にはかなり有効なネタになります。
実は、トークの上手な人はうまく天気を使っています。その天気というのはもちろん「週間天気予報」です。

例えば、今日がいくら洗車日和でも2日後確実に雨が降るという時、闇雲に洗車の声掛けをしても当然不発が多くなります。
無能な上司がいるSSのスタッフは可哀想なことに、それでも全車に声掛けするように言われますが、天気予報を把握することで、「雨が降るから・・・」と断られることを前提に声掛けすると、声掛けの内容も変わってきます。(断るお客様に反論するためではありません)
その日だけでなく、週間天気予報をチェックするようにしましょう。

週間予報を「チェック」することと、「把握」することとは違います。
この違いを説明するのは難しいのですが、情報を「知識」とするか、「知恵」として使うかの違いと同じです。
週間予報を「知恵」として使うようになると、極端かもしれませんが、洗車も「汚れたから洗う」から「汚れないように洗う」という考え方に変わっていきます。
気候の変化は水抜き剤にも通じますし、洗車はもちろんのこと、タイヤやATF、LLCなどにも応用できます。(圧力の知識が必要)

油外収益は直接的なものだけでなく、間接的なものもあります。
天候の変化を先読みすることで、店頭を強化すべき日の割り振りをすることができます。
簡単に言うと、晴れの日は店頭を強化し、直接的な油外収益を上げることに重点を置き、雨の日は店頭をほどほどにし、間接的な油外収益を考えることができます。

では、間接的な油外収益とは何なのでしょうか?
だんだん本題から離れてきたので戻しますが、雨の日は客足が遠退くため、ポスティングに回ったりすることができます。
本来、間接部門は本社などにありますが、間接的な仕事が苦手な(できない)会社の場合、直接部門であるSSが受け持たなければなりません。
この負担はSSにはかなり大きいのですが、この負担も割り振ることができるので、雨の日でも遊んでいるスタッフがいなくなります。
前もって、人を減らしておくこともできます。

SSに1人でも間接的な仕事ができるスタッフがいると、大変重宝します。
もちろん現場を知っていることが条件となりますが、SSで配るチラシや説明用のパネルなど、現場を知らない本社や業者が作るよりも、はるかに良いモノができます。
面白いことに、知らない人ほど驚くのですが、間接的な仕事というのは、実は、店頭の最前線に匹敵するほどの仕事量があります。専業主婦の仕事量を年収に換算したら、一千万円超えるのと同じです。

晴れの日でも、1人は間接的な仕事ができるような、余裕のあるシフトを組めるSSを目指したいですね。ドラクエで言うと、戦士ばかりのパーティーで成り立ちますか?ということなのですが、これに関しては、「シフトの極意はドラクエにあり」で詳しく紹介します。


他の格言と比べると、周知の方が多いと思います。
身近なテーマなので当然かもしれませんが、念を入れる意味で格言の1つとしました。


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2010/05/04