配布物を作っておく

ガソリンスタンドではお知らせやパンフレットなど色々な配布物があります。
きちんと受け取ってくれるお客様もいれば、受け取りを拒否するお客様もいます。中には受け取ってそのまま車内のゴミ箱に保管するお客様もいます。(ここで笑ったあなたは一人前のスタンドマンです)

今まで、みなさんのスタンドで配った配布物を思い出してみて下さい。
ほとんど「押しつけ」ではありませんか?
内容も「自己満足」ではありませんか?
確かに、きちんと読めば有効な情報だと思うのですが、お客様にとっては不必要な配布物を何枚も渡すだけになっていませんか?
スタンド側からすると、受け取った配布物を持ち帰り、その情報を家族やご近所に広めて欲しいですよね?
ゴミになるような配布物を渡してもお客様に対して失礼ですし、経費も勿体ないですよね。

お客様が求める情報(配布物)を提供する

配布物をバラまくだけの作業マンや、値引きチラシを見せて作業を取ろうとする営業マンは、是非ここでスタンドマンになって下さい。
せっかく接客するのですから、「快適カーライフ」の精神に則ってお客様がどんな情報を求めているのかを見極めて下さい。
「最近燃費が気になるんだけど…」とか「この汚れって落とせるのかな…」などの愛車に対する相談や、車の買い換えや車検など、スタンドマンなら接客の中で色々聞き出せるはずです。
問題は、その場のアドバイスも必要ですが、そのアドバイスを印象づける配布物をその場で渡せるかどうかです。

色々な配布物を前もって作っておくことで、お客様の求める情報をリアルタイムで提供することができるため、お客様はハッピーな気持ちで情報を持ち帰り、スタッフもお客様の喜びでハッピーになり、それが油外につながればさらにハッピーになれます。(配布物のムダもなくなります)

ポイントは、情報(配布物)を持ち帰らせることです。
持ち帰ることで、そのときの印象が持続するでしょうし、家族に相談することもできるでしょうし、その場の油外につながらなくても、次回来店時お客様から声をかけられる状態を作ることができます。
長くスタンド業に従事していると、お客様からの作業の依頼ほどありがたいことはありません。
声掛けが苦手なスタッフもいると思うので、お客様からの依頼が作業の大半を占めるお店にするためにも、できるだけ配布物のカテゴリーを細かく分けておきましょう。

芽が出るか分からない種を撒いても疲れるだけなので、油外営業に時間とパワーを使うのではなく、「商売の前にある本来の接客」ができる環境を作りましょう。

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2009/05/08