紹介料を得る
ガソリンスタンドには本業があります。
給油することが本業と思っている方や作業することが本業と思っている方もいると思います。
個人的には「告知が本業」という答えに達したのですが、それは良しとして、本業が邪魔されるような副業はしてはいけません。
本業に負担をかけずに本業の幅を広げるような副業なら、どんどんやれば良いのですが、そんな副業はなかなかありません。
だからこそ、紹介料というものならどんどん喰いつくべきかと思います。
前述の、「負担をかけずに幅を広げる」には一番手っ取り早く、有効な方法かと思いますので、紹介料を得るネタをいくつか紹介します。
自動車学校の紹介料を得る
紹介料ネタの中で、初めて出会ったのが自動車学校の紹介料です。
私は高校から自動車学校に行っていたので、自動車学校の紹介料の制度を知ったとき、「1人当たり4,000円かぁ…いくら学校に入ったんだろう…」と、高校生ながら思っていました。
セルフのオープンのため応援に行った店舗で、自動車学校のパンフレットを見ましたが、そのとき思ったのは、「ないな…」です。
ガソリンスタンドは基本的に免許を持っている人が車に乗って来店するため、ほとんどの方が該当しません。もし、来店した方の家族や知り合いの方が免許を取ろうとしており、自動車学校を探していたとしても、スタンドがその紹介者になることはあり得ません。
紹介料ネタの1番目に持ってきておいて申し訳ないのですが、
パンフレットを置いておくスペースすら勿体ないので、やめておくべきです。
自動車ディーラーの紹介料を得る
私が話をまとめたネタの中で、1番やりやすいネタです。
お客様にメンテナンスのオススメを今まで何千回何万回したか分かりませんが、「車を買い替えるから」と、何度か断られました。
長年、断り文句の上位にランクインする台詞なので、逆に思いついたネタです。
自動車関係のグループ企業でやる新車紹介キャンペーンの紹介料ほどではありませんが、「ガソリンスタンドで聞いたんだけど…」という形で、お客様がディーラーに足を運ぶようにすることで、1件につき1万円の紹介料を得られるようにしました。
自動車のカタログはディーラーで用意していただけるため、洗車や作業待ちのお客様のために雑誌やマンガの単行本を用意してあるのですが、お金をかけずに時間つぶしのネタを増やすことができます。タイヤのパンフレットも必要ですが、それ以上に置いても良いくらいです。
紹介料は店舗によって違うと思うので、がんばって交渉して下さい。何もせずに稼げるネタのため、そんなに欲張らないようにしてくださいね。
できるだけ紹介料は現金でいただけるようにして下さい。現金だと、ポス入力の日付や項目が自由になるからです。
ETCのセットアップなど、他にも利用できそうな話があれば、まとめて話をしておいて下さい。
オーディオショップの紹介料を得る
こちらも私が話をまとめたネタの中で、1番紹介料率が高いネタです。
こちらはカー用品店ではなくカーオーディオを専門に取り扱っているお店です。
専門色が強いため取引金額が高く、目的を持ったお客様しか来店しないようなお店があれば、ぜひ話をしに行って下さい。
特に、サブウーファーの性能に応じてウーファーボックスを作ってしまうようなお店であれば、買う買わない以前に客足を伸ばしたいはずなので、話をしやすいかと思います。
私がまとめたお店の場合、紹介料は売り上げの10%でした。
それなりのナビゲーションシステムを組んでも30万円はするため、この場合の紹介料は3万円となります。かなり大きいと思いませんか?
もし、自分で取り付けるつもりのお客様が、ナビのみの購入を希望するならば、「オーディオを売る」のページを参照してください。
まとめ
いくつか紹介料を得るネタを紹介しましたが、これが全てではありません。
ガソリンスタンドは地域密着型でないといけないため、それぞれのスタンドの地域によって交渉先は違うと思います。
みなさんのスタンドの周りを見渡してみて下さい。
お互いのメリットだけでなく、お客様にも情報を提供し、メリットを与えられるような紹介先を見つけて下さい。
スタッフの中には作業マンや営業マンがいると思います。
いくら作業ができても、いくら作業と取ってきても、それは作業マンであり、営業マンであり、スタンドマンではありません。
スタンドマンであるなら、接客の中できちんと告知をすると同時にお客様の情報を得るはずです。お客様の仕事先の話の中に有効な内容があるので、それを見出すのがスタンドマンの腕の見せ所です。
地域密着型であるからこそ、地域の活性化に貢献できるように頑張って下さい。