.carファイルについて
.carファイルとは
iPhoneを脱獄して、テーマに関することをそれなりに追求していくと、必ず行き着く先の1つに .artworkファイルがありました。
.artworkファイルファイルに関しては、これまでも勝手なことを語ってきたので、ここでは特に語りませんが、1つの出会いがあったことを思い出します。
その時と似たような気持ちで、この.carファイルと向き合っています。
.carファイルの役割は、.artworkファイルと同様で、多くのファイルを収録した1つのファイルです。
.artworkファイルをご存じない方は、圧縮形式のzipをイメージすると分かりやすいかもしれません。
.zipファイルも、いくつものファイルを圧縮して1つのファイルにできますので、そんな感じで考えて下さい。
.carファイルの場所
そもそも、どうして.carファイルを発見したのか?というところから始まるのですが、実は、私が探していたのは.carファイルではなく、.artworkファイルだったのです。
これまで.artworkファイルが格納されていた場所を確認したところ、.artworkファイルはありませんでした。
その代わりに、.carファイルがあったという訳です。
したがって、.carファイルの場所は、.artworkファイルと同様に、以下の通りです。
System/ Library/ Frameworks/ UIKit.framework/
このディレクトリ内は以下の感じです。
ここには、3つの.carファイルがありますね。
.carファイルの中身
次に思うことは、ファイルの中身に関することかと思います。
先ほどの.carファイルの1つである、UIKit_NewArtwork.carの中身を見てみましょう。
(ファイルの展開方法は、今のところトップシークレットです)
タブバー辺りの画像を用意しました。
UIKit_OriginalArtwork.carの中身も見てみましょう。
ステータスバーに表示される画像が並んでいるところのスクリーンショットです。
画像が縦48ピクセルになっていますね。
iOS7でアプリを作る際、ステータスバーのスタイルがデフォルトで透過ONですので、基本的にバーという意識は必要ないデザインになっています。
.carファイル内の画像で考える
.artworkファイルの時もそうなのですが、ファイル内の画像を知りたかったのは、やはりテーマとして画像を弄り倒したいからではないでしょうか。
iOS7の脱獄環境が整わないと言う前に、まだiOS7がリリースされていないので、Winterboardがいつ対応するのか分かりません。
したがって、変更した画像をすぐにテーマとして確認することができないため、画像単体でいろいろ考えてみます。
Wi-Fiアンテナ画像を見比べる
では、つい先ほど出てきたステータスバーの画像を見てみます。
縦が48ピクセルになったのですが、画像の有効範囲にも変更はあったのでしょうか?
iOS7のWifiアンテナ画像とiOS6.1.2のWifiアンテナ画像を並べてみました。
単純に並べだけですが、サイズが分かるように枠を追加しました。
画像サイズが違うということが分かります。
画像の余白はレイアウトも考慮されていると考えると、iOS7のステータスバーに当たる部分の高さは48ピクセルになるのでしょうね。
画像の左上を基準にしているなら、配置したとき、これまでよりも若干下がりそうですね。
実際に配置された画像を並べてみました。
今度は、左にiOS6.1.2での画像、右にiOS7での画像です。
思った通り、縦位置が下がっています。
ステータスバーの背景画像がないので、壁紙に馴染んでいます。
画像の取り扱いを考察する
次に注目するのは、検索の虫メガネ画像です。
上にあるのはオリジナルなのですが、アプリで使われると色が付きます。
左から順に、オリジナル・App Store・iTunes Storeです。
これまでのiOSだと、色の付いた画像を用意するのが通例でしたが、iOS7で用意されるUI画像は、形を定義するマスク画像のようなものだと思った方が良さそうですね。
iOS7では、ボタンなどの色が背景に調和する色に変更されるので、画像の扱い方が根本的に変わったんだと思います。
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