色合いでは、思ったほどの満足度が得られませんでした。
それは、期待しすぎたのが原因かもしれませんし、アップグレードによる対応待ちを余儀なくされたからかもしれませんし、そもそもiOS9ではやれないからかもしれませんし、いろいろなガックリ要素がありました。
ここでは、色合いで弄りきれなかった部分まで弄ってみようと思います。

Color Filter Settings

色フィルターの設定です。
兎にも角にも、色を重ねるなら、この色フィルタの設定をしている必要があるようです。

Color Policy

色がホワイトリストやブラックリストに基づき許可するかどうかを指定します。

デフォルトは「blacklist」ですが、適用させない個々のアプリを設定するには「whitelist」とします。

Bundle Identifiers

上記 Color Policy の設定に基づきます。

whitelistに列挙するアプリのBundleIDを配列で定義します。

Override Color Settings

CSS互換色の文字列として値を持つ辞書に、各ビューを着色する色を指定します。

キーは、変更したいシステムカラーの名前です。
名前は以下のとおりです。

やってみた

キーの紹介だけでは分からないので、自分の確認のためにやってみました。
基本的な記述は、こんな感じです。

このInfo.plistさえあれば、名前と色を指定するだけでOKってことですね。
これを基に、いろいろな名前をオレンジ色にしてみました。


基本となる Info.plist はこちら
　ー＞　boke_a_systemcolor_base.zip

テーブルの背景

テーブルの背景色がオレンジに変更されています。
引っ張りながらスクリーンショットを撮ったので、間違いないでしょう。
iPhoneの新色である「ローズゴールド」をここに持ってくるのも有りかと思います。

このサンプルはこちら
　ー＞　boke_a_systemcolor_TableBackground.zip

テーブルセルの背景

想定はしていましたが、目の当たりにすると痛いですね。
薄いピンクくらいがちょうど良いのではないでしょうか。

このサンプルはこちら
　ー＞　boke_a_systemcolor_TableCellBackground.zip

テーブルセル選択時の背景

テーブルを選択しながらのスクリーンショットです。
これは濃い色にすべきかと思います。

このサンプルはこちら
　ー＞　boke_a_systemcolor_TableCellSelectionBackground.zip

暗い文字色

やってみましたが、変化を確認することができませんでした。

このサンプルはこちら
　ー＞　boke_a_systemcolor_DarkTextColor.zip

通常時に白色表示される文字

やってみましたが、変化を確認することができませんでした。

このサンプルはこちら
　ー＞　boke_a_systemcolor_SystemWhiteColor.zip

セクションヘッダーの背景

やってみましたが、変化を確認することができませんでした。

このサンプルはこちら
　ー＞　boke_a_systemcolor_SectionHeaderBackgroundColor.zip

通常時に黒色表示される文字

見事に、黒色で表示されるべき文字がオレンジで表示されています。
グレーの文字は論外って感じですね。
「色合い」でステータスバーを変更した時、画像までもオレンジになっていましたが、黒文字限定を貫いていますね。


メールでもグレー文字には目もくれず、黒文字のみオレンジになっております。
しかし、バッテリーの色までもオレンジになっているではありませんか！？
メールアプリを開いた時は充電していませんでしたので、黒表示がオレンジになったのだと思いますが、バッテリーは画像なんですよね。
よく分からなくなりました・・・


な、な、な、な、なんと〜っ！！！
時計の針までもがオレンジになっているではありませんか！！

黒い針までオレンジなるとは・・・

なお分からん・・・


このサンプルはこちら
　ー＞　boke_a_systemcolor_BlackColor.zip

ツールバーとナビゲーションバーの背景

やってみましたが、変化を確認することができませんでした。

このサンプルはこちら
　ー＞　boke_a_systemcolor_BarBackgroundColor.zip