KillBackgroundver. 1.3.1-7
iOS6.0.1

概要

iOS4から追加されたマルチタスク機能は、iPhoneがスマートホンであるために必要不可欠な機能です。
ただ、一度立ち上げたアプリは、削除しないとずっと履歴に残ってしまいます。
そのおかげで、メモリ不足を起こす原因になっています。

iPhone関連の書籍やサイトに必ずと言って良いほど紹介されているメモリ不足回避の方法として、「マルチタスクスイッチャーで履歴に残っているアプリを1つ1つ終了させる」というものです。
余程の初心者でなければ知っていることかも知れませんが、それが「スマート」なのか疑わしい限りです。
脱獄したからには、煩わしいことを解消したいし、解消できることが脱獄の醍醐味です。
当然のように、脱獄アプリには、履歴に残ったアプリを終了してくれるものがいくつかあり、これまでも当サイトで紹介してきました。
iPhone4の棚」では、「Remove Recents」を紹介しましたし、「iOS5の棚」では、「Remove Background」を紹介しました。
今回は、現時点でiOS6に対応している「KillBackground」を紹介します。

インストール

リポジトリ

Cydia標準リポジトリ(BigBoss)ですので、リポジトリ追加の必要はありません。

料金

料金は無料です。

使い方

基本的には、ノーマルiPhoneと同じです。
「ホームボタン2回押し」などで、マルチタスクスイッチャーに切り替え、アプリアイコンを長押しして削除バッジを表示させます。
本来なら、ここで1つ1つ削除するところですが、このTweaksを導入すると、スクリーンショットのように、ドクロマークが表示されます。
ここで、そのドクロマークをタップすると、一瞬にして、すべてのアプリが終了します。

あとで紹介しますが、自動で終了させたくないアプリを指定して、「Activator」の割り当てで自動終了させるのがスマートな使い方かと思います。

設定あれこれ

「設定」には、スクリーンショットのように、いくつかのスイッチがあり、機能を拡張することができます。

Button on the left
デフォルトでは右側に表示されるドクロマークですが、このスイッチを「オン」にすることにより、右側に表示させることができます


Always Visible
アプリアイコンを長押しして、アイコンプルプルモードにすることで表示されるドクロマークですが、このスイッチを「オン」にすることにより、常に表示させることができます
これで、プルプルさせる手間が省けます。


Auto Close Switcher
デフォルトでは、アプリを終了してもスイッチャーのままなのですが、このスイッチを「オン」にすることにより、アプリ終了時スイッチャーを閉じてくれます
これで、スイッチャーを閉じる手間が省けます。

Big Buttons
アプリアイコンを長押しして、アイコンをプルプルモードにすることで表示されるドクロマークですが、このスイッチを「オン」にすることにより、大きなドクロマークを左右両側に表示させることができます。


Kill Music
アプリを終了させる時の効果音のことなのか、演奏中の音楽まで終了させるのか、分かりません。いろいろやってみたのですが、まだ確認できていません。

Filter Apps
この設定のなかで唯一スイッチではない設定項目です。
上記「使い方」で紹介した「終了させないアプリ」をここで指定できます。
スクリーンショットを用意したのですが、本来はもの凄い量の項目があります。
スイッチを「オン」にしたアプリは、自動終了させても終了すること無くスイッチャーに残ります
これで、常にバックグラウンドで動かしておきたいアプリと、すぐに終了させたいアプリを区別することができます。


この設定をしておいて、ActivatorでこのKillBackgroundの起動を割り付けておくと、よりスマートに使うことができると思います。
ちなみに、Activatorと組み合わせて動作させたとき、動作状況を以下のようにアラートで知らせてくれます。

この状態でスイッチャーを覗いてみると、終了しないように設定しておいた「Cydia」だけがきちんと残っています。

このTweaksも、人によって使い方の好みが分かれると思うので、それぞれの使い方でより良い脱獄ライフを送りましょう。

参考資料

ページトップへ

2013/01/05