Wallpaper JPEGifier

iOS4.xの頃、ある事件が起こりました。
パス一覧」にもありますが、ホーム画面とロック画面それぞれの壁紙画像の拡張子が、jpgからcpbitmapに変更されたのです。
それまでは、/private/var/mobile/Library/SpringBoard/にそれぞれの壁紙画像であるHomeBackground.jpgとLockBackground.jpgが格納されていたので、ウィジェットなどでここにある画像を参照していたものでした。
そのファイルの拡張子が変更され、参照できなくなってしまったものですから、一時期大騒ぎになりました。
その騒動を解決したのが、この「Wallpaper JPEGifier」で、cpbitmapファイルからjpgファイルを生成してくれるのです。
しかも、手動による生成ではなく自動で生成してくれるので、インストールするだけでその恩恵を受けられます。
当サイト「iPhone4 脱獄アプリ」でも紹介しましたが、その頃はリポジトリが安定していませんでした。
その後、Modmyiのリポジトリに登録されたことにより、Cydiaの初期リポジトリのままで検索&インストールできるようになりました。

Fig.1 変換画像確認画面

Cydiaよりインストールし、壁紙を変更してみてください。
右の画像は、iFileでのスクリーンショットなのですが、/private/var/mobile/Library/SpringBoard/のファイル一覧です。
cpbitmapファイルを確認して下さい。

HomeBackground.cpbitmapからjpgファイルを生成したものが、Converted-HomeBackground.jpgです。
同様に、LockBackground.cpbitmapから生成したものが、Converted-LockBackground.jpgです。
右の画像では、どちらの壁紙もjpgファイルが生成されていることが分かります。

ここに"Converted-・・・"のファイル名がなければうまく機能していないので、もう一度壁紙を変更して確認してもできていなければ、インストールし直して下さい。

ウィジェットで壁紙表示ができなくなった方にはかなりの朗報ではないでしょうか?
Wallpaper JPEGifierを導入し、ウィジェットの参照ファイル名を変えるだけで復活します。
Respringの必要がありますが、壁紙変更の度にウィジェットを編集する手間がなくなります。
DarkWeaverさん、ありがとう!!


<注意>
「設定」からの壁紙設定の際、ホーム画面とロック画面の「両方に設定」すると、ロック画面の壁紙しか変換ファイルが生成されません。
ホーム画面用のcpbitmapファイルが消えてしまうので、変換しようにもできないのでしょうけれども、iOSのバグなのか、脱獄のバグなのか、このアプリのバグなのか分かりません。
ホーム画面の壁紙と、ロック画面の壁紙を同じにする場合でも、Wallpaper JPEGifier の恩恵を受けるには、それぞれ個別に設定する必要があります。
設定後は、必ず上記のようにファイルが生成されているか確認して下さい。

パスとファイル名

/private/var/mobile/Library/SpringBoard/
変換後のホーム画面用の背景画像名: Converted-HomeBackground.jpg
変換後のロック画面用の背景画像名: Converted-LockBackground.jpg

参考資料

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2011/10/30