WinterBoardver. 0.9.3915
iOS7.0.6

概要

脱獄することで、いろいろできるようになるのですが、リスクを負ってでも脱獄する理由の1つが、「WinterBoard」です。
本来のWinterboardは、ユーザーインターフェースの画像やアプリアイコンを置き替えるだけでなく、文字列や音声の置き替えや、壁紙の表示もできます。
さらに、ウィジェットの表示やシステムフォントの変更までもできます。


この「WinterBoard」は、脱獄した人の多くがインストールしていると言えるほど有名で、テーマに応じたファイルを入れ替えてくれるので、iPhoneの見た目を個性的にすることができます。
どうしてもテーマに依存してしまうことは否めませんが、その時の気分で手軽にiPhoneの雰囲気を変えることができます。
ただ、それはiOS6までのおはなし・・・

iOS7から内部構造が大幅に変更され、アプリ開発者が四苦八苦しているらしいですね。
脱獄アプリの開発は、iOSの動作に割り込むため、もっと大変らしいですね。
Winterboardも例外ではないようで、作者のSaurik氏もWinterboardはiOS7に対応させないと言っていたほどです。
さすがに、Cydiaの作者でもあるので、WinterboardもそれなりにiOS7に対応してくれました。
ただ、「それなりに」というのがポイントで、私がWinterboardに求めるほどの対応には至っておりません。

そのため、ここではWinterboardでどこまでできるかという検証をメインに紹介したいと思います。


ちなみに、スクリーンショットで適用しているテーマは、glasklartHD.dReAmNeT.atというサイトからダウンロードした「iOS7 Glasklart IconBundles」と、自作した通信信号のステータスアイコンの2つです。

ドックのアイコン数が増えていますが、当サイト「脱獄アプリ一覧」にある、「Springtomize3」をご覧になって下さい。

フォント変更に関しては、「脱獄アプリ一覧」にある、「BytaFont2」をご覧になって下さい。

インストール

リポジトリ

Cydia標準リポジトリ(Cydia/Telesphoreo)ですので、リポジトリ追加の必要はありません。

料金

料金は無料です。

起動方法

初期設定では、ホーム画面にアイコンが表示されますので、そのアイコンをタップすれば設定画面が起動します。
ホーム画面でのアイコン非表示にしても、「設定」から利用可能です。

使い方

この WinterBoard は、「テーマファイル」によって見た目を変更しますので、「テーマファイル」がなければ意味がありません。
テーマファイルはCydiaからダウンロードすることができますが、自分で作ることもできます。
自作したい方は、当サイト「テーマを作る」を参考にして下さい。
サイトからダウンロードしたテーマファイルや、自作したテーマファイルを、Winterboardのテーマファイル保存先にコピーして下さい。
テーマファイルの保存先は、当サイト「パス一覧」にもありますが、以下の通りです。
/Library/Themes/
こちらにテーマファイルの入ったフォルダーごとコピーします。
(Cydiaから直接インストールすれば、その必要はありません。)

では、使い方の説明です。
「設定」から、WinterBoardをタップして下さい。
ホーム画面に「WinterBoard」アイコンがあれば、アイコンをタップして下さい。
スクリーンショットのような画面になると思います。

WinterBoardの設定は特に必要ありません。
一番上の「Select Themes」は、後ほど説明します。

「SummerBoard Mode」は、旧バージョンに対応させるためのスイッチです。
SummerBoardの頃を知らないので詳しい説明はできませんが、通常は「オン」で良いと思います。

「Hide WinterBoard」はホーム画面上にアイコンを表示するかどうかのスイッチです。
しかし、iOS7では未対応のようです。

「Advanced(For Themers)」は、私自身使っていないので、省きます。

では、本題のテーマを選択しましょう。

先程の「Select Themes」をタップすると、スクリーンショットのように、テーマの一覧が表示されます。
この一覧は、Winterboardに付属のテーマと、ダウンロードしたテーマと、自作したテーマです。

この画面で、使いたいテーマをタップすると、テーマの左側にチェックが入ります。
左上の「WinterBoard」をタップして戻り、そのまま「Respring」をタップすると、画面表示の再構築によってテーマが適用されるというのが、WinterBoardの一連の流れです。
(チェックしてホームボタンを押してもRespringされます)

テーマファイルは、いくつも登録することができます。
そして、そのテーマファイルをいくつも適用することができます。
テーマの中には、他のテーマと重なるものが含まれていることがあります。
その際は、一覧の上にあるテーマが優先されます。

テーマの適用をやめたい時は、一覧のチェックを外してRespringですが、いろいろ試していくと、一覧がものすごい数になってしまうので、要らなくなったら消すようにしましょう。
/Library/Themes/にあるテーマファイルを削除すればOKです。
Cydiaからインストールしたテーマを消す手順は、「Cydia」->「Manage」->「Packages」->「消したいテーマ」->「Modify」->「Remove」です。


WinterBoardを使うことで、気軽に「こだわり」のiPhoneにすることができます。
納得いくまでいろいろ試してみて下さい。

自作したい方は、「テーマを作る」をご覧になって下さい。

Winterboardにできること

本来、WinterBoardで色々なことができるのですが、iOS7ではそこまで言い切れません。
ここでは、実際にやってみて、できるかできないかを基準に紹介します。

アプリアイコンを置き換える

Winterboardの得意技です。
各アプリに用意されたアイコンを置き換えます。
すでに、アプリアイコンが置き換えられたホーム画面のスクリーンショットを紹介しているので、インパクトに欠けると思うのですが、時計アプリだとこんなこともできます。

時計アプリに関しては、厳密には「背景」なんですけどね・・・

詳しくは、こちらのページを参考にして下さい。

ステータスバーの画像を置き換える

これもWinterboardの得意技です。
iOSを機能させるため画像を置き換えます。
ステータスバーだけでなく、ユーザーインターフェースで使われる画像全般で通用します。


詳しくは、こちらのページを参考にして下さい。

ウィジェット

残念ながら表示できません。
ロック画面に表示できるLockHTML3の導入をご検討ください。

キャリア画像

残念ながら表示できません。
画像でもテキストでも、キャリア表示を変更できる「Zeppelin」の導入をご検討ください。

システムフォント変更

残念ながらできません。
手軽にフォントを変更できる「BytaFont2」の導入をご検討ください。

ページ毎に背景を切り替える

残念ながらできません。

アイコンを透過する

info.plistによるテーマです。

透過率90%

透過率80%

透過率70%

透過率60%

詳しくは、こちらのページを参考にして下さい。

ロック画面の「スライドでロック解除」の文字列を変更する

ロック画面でお馴染みの「スライドでロック解除」を、お好みの文字列に変更することができます。

文字数が多いと、文字が小さくなります。

詳しくは、こちらのページを参考にして下さい。



参考資料

当サイトの更新状況を、アラートで表示するかどうかの設定をします。


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