ファイル転送ソフトを使う

ホームページを構成するファイルとサーバーが用意できたら、完成はあと一歩です。
ファイルをサーバーに転送すれば完成なのですが、どのようにすれば転送できるのでしょうか?
ここでは、「ファイル転送ソフト」というものを使って転送する方法を紹介します。

とは言うものの、そこそこ高機能で安定性のあるフリーソフトがなかなか見つかりません。
Windows用なら、FFFTPという有名なフリーのFTPソフトが存在するのですが、Mac用がないのです。
機能的に使えそうなのは有料だし、無料だと低機能だったりバグがあったり、かと言って、自分で作るには手が足らないし・・・

そんな時に見つけたのが、FireFTPです。
「Fire」で気がつく方もいるかと思いますが、FireFoxのアドオンです。
スタイルシートのページで、いくつかブラウザを紹介しましたが、その中の1つです。
アドオンが多くて気に入っているのですが、そのアドオンの中の1つにFTPがあったのです。
「ファイル転送ソフト」とは少し違いますが、FireFoxならMacもWindowsも使えるため、ここではこのFireFTPでの転送方法を紹介します。

FireFoxを起動します。
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/ へ移動し、「 FTP」という文字列でアドオンを検索します。
検索結果からFireFTPを見つけます。
「 Firefoxへインストール」をクリックします。

確認のウィンドウが開くので、「今すぐインストール」をクリックします。

新たなウィンドウが開き、インストールが始まります。
インストールが終わったら「Firefoxを再起動」をクリックします。


再起動したFirefoxの上部メニューから「ツール」をクリックしてFireFTPを選択します。


サーバーと接続するためにアカウントを作成します。

AccountNameは、 アカウントの内容を区別するために、あなたご自身が好きな名前をつけて下さい。
Hostは、サーバーの場所を表すアドレスです。
Loginは、サーバーに対するログインIDです。
Passwordは、サーバーに対するログインパスワードです。
入力し終えたら「OK」をクリックします。

Connectをクリックし、先ほど入力したアカウント情報をもとに、サーバーと接続します。

サーバーと接続できたら、サーバー内のファイルが表示されます。
画像はbokechans.netのサーバーとの接続で表示されたものですが、ホームページを構成するファイルの置き場所はここではありません。
置き場所はサーバーによって違いますが、うちのサーバーの場合はwww内に置くことになっています。

画面左側がパソコン側のファイル群で、画面右側がサーバー側のファイル群となります。
サーバーに転送するには、パソコン側で転送したいファイルを選択し、サーバー側は転送したい場所に移動しておきます。
そこで、中央の右向き矢印ボタンをクリックすると、選択したファイルがサーバーに転送されます。
ここでフォルダーを選択し、中央の右向き矢印ボタンをクリックすると、フォルダーごと転送できます。
逆にサーバー側のファイル(フォルダー)を選択し、中央の左向き矢印ボタンをクリックすると、ダウンロードすることができます。


おまけ

このFireFTPは属性の変更もできます。
ホームページを公開するだけなら、属性を考えずに、普通に転送すれば用は足りるのですが、CGIなどを利用する場合に必要になってきます。
やり方は簡単で、サーバー側のファイル(フォルダー)を右クリックして、プロパティ(Properties)を選択して下さい。
属性の変更ウィンドウが表示されます。