Anemonever. 2.1.1-16
iOS10.2
概要
 
  
  	脱獄することで、いろいろできるようになるのですが、リスクを負ってでも脱獄する理由の1つが、見た目の変更です。
  	当サイトでは、見た目の変更するために、iOS8まで「WinterBoard」を紹介してきました。
    本来のWinterboardであれば、ユーザーインターフェースの画像やアプリアイコンを置き替えるだけでなく、文字列や音声の置き替えや、壁紙の表示もできます。
    さらに、ウィジェットの表示やシステムフォントの変更までもできます。
  

    「WinterBoard」は、脱獄した人の多くがインストールしていると言えるほど有名で、テーマに応じたファイルを入れ替えてくれるので、iPhoneの見た目を個性的にすることができます。
    どうしてもテーマに依存してしまうことは否めませんが、その時の気分で手軽にiPhoneの雰囲気を変えることができます。
    ただ、それはiOS6までのおはなし・・・
    
    iOS7から内部構造が大幅に変更され、アプリ開発者が四苦八苦していたそうです。
    脱獄アプリの開発は、iOSの動作に割り込むため、もっと大変なのだと思います。
    Winterboardも例外ではないようで、作者のSaurik氏もWinterboardはiOS7に対応させないと言っていたほどです。
    さすがに、Cydiaの作者でもあるので、Winterboardもそれなりに対応してくれて、現在に至ります。
    ただ、「それなりに」というのがポイントで、これまでできていたことが、どんどんできなくなっていったのです。
    そのため、当サイトでも「現在のWinterboardでは、まだここまでできます」というような紹介になっていました。
    iOS9の頃には、インストールも動作も問題ないのですが、私が求める機能がほとんど無くなってしまったため、Winterboardに代わると言われる「Anemone」を紹介しました。
    
    今後も、この「Anemone」がWinterboardに代わり、テーマと言えば「Anemone」という認識が広まることを期待します。
    
    
    ちなみに、スクリーンショットを撮るために追加したテーマは、GlasklartとClassicDockの2つです。
    ・・・のはずだったのですが、ホームアプリのアイコンが用意されておらず、透過されませんでしたので、dreamnet からダウンロードしました。
    
		このスクリーンショットにおける他のカスタマイズは、以下のとおりです。
		・StatusModifier
		・BatteryStatusBar
		・Lithium Ion
		・MagicDots
		
  
インストール
リポジトリ
  	Cydia標準リポジトリ(BigBoss)ですので、リポジトリ追加の必要はありません。
	
料金
  	料金は無料です。
  
注意
  	Winterboardとの共存は不可ですので、Anemoneインストール時にWinterboardが削除されます。
  
起動方法
  	ホーム画面にアイコンが表示されますので、そのアイコンをタップすれば設定画面が起動します。
  	ちなみに、「設定」に「Anemone」の項目はありません。
  
設定方法
    この Anemone は、「テーマファイル」によって見た目を変更しますので、「テーマファイル」がなければ意味がありません。
    テーマファイルは最初から入っているものもあれば、Cydiaからダウンロードすることができます。
    さらに、自分で作ることもできます。
    
    自作したい方は、当サイト「テーマを作る」をお待ちください。
    
    サイトからダウンロードしたテーマファイルや自作したテーマファイルは、Anemoneのテーマファイル保存先にコピーして下さい。
    テーマファイルの保存先は、当サイト「パス一覧」にもありますが、以下の通りです。
    /Library/Themes/
    こちらにテーマファイルの入ったフォルダーごとコピーします。
    (Cydiaから直接インストールした場合、その必要はありません)
  
    では、設定方法の説明です。
    
    Cydiaからダウンロードした「Glasklart」と「ClassicDock」の2つのテーマと、dreamnet から手に入れた画像で作ったテーマファイルを用意した状態で進めます。
    スクリーンショットのような画面になると思います。
  
 
  
    上から順に紹介します。
    Anemone
    Anemoneに用意されたデフォルトのテーマ群です。
    Miscellaneous
    自作テーマを転送すると、ここに割り当てられます。
    Glasklart
    Cydiaよりダウンロードしたテーマです。
    ClassicDock
    Cydiaよりダウンロードしたテーマです。
    
    「Glasklart」の段には、適用されるアイコンが表示されていますね。
    この段階で、どんなアプリアイコンに変更されるのかを確認できるのは、とてもありがたいですね。
    
    テーマの右側にある  は、「有効にする」という意味のボタンですので、現在は無効であることを示しています。
 は、「有効にする」という意味のボタンですので、現在は無効であることを示しています。
    ここで私は勘違いしてしまったのです。
    色の影響もあると思うのですが、現在適用されている「チェックマーク」のような感覚で捉えていたので、理解するのに時間がかかってしまいました。
    ですので、現在テーマが適用されている場合は、テーマの右側には  が表示されるわけです。
 が表示されるわけです。
    赤いというだけで、現在無効だと思いませんか???
    
    間違えないようにしましょうね。
  
    しかし、テーマ内の個別指定では、私好みに対応されていました。
  
 
  
    テーマリストに並ぶテーマ名をタップすると、そのテーマにまとめられたテーマが表示されます。
    スクリーンショットは、「ClassicDock」としてまとめられたテーマを個別表示したものですが、「ClassicDock」と「ModernDock」があります。
    
    パッと見ただけで、何を選択しているかが分かりますね。
    どちらを選択していると思いますか?
  
    Winterboardでも同様でしたが、テーマには「優先順位」というものが存在します。
    これは、適用したテーマの内容が重なった(被った)場合、どちらを優先して適用するのか?というものです。
    Anemoneもテーマを選択しますが、違うテーマの中に、同じ要素(アイコン画像など)を変更する作りになっていた場合、どちらかに決めなければなりません。
    例えば、最初のスクリーンショットのように透過アイコンに変更するテーマと、コミカルなアイコンに変更するテーマがあったとします。
    そのどちらにも、「電話」アプリアイコンの画像が用意されていた場合、どちらのテーマで「電話」アプリアイコンを変更するのか困ってしまいますよね。
    そこで、「優先順位」が出てくるのです。
    テーマのリストにおいて、上に位置しているほど優先順位が高いとするのです。
    そうすることで、同じ要素(アイコン画像など)を変更するテーマがたくさんあっても、その中で一番上にあるテーマのものが適用されることになります。
    
    設定画面の左上にある Edit をタップすると、優先順位を変更することができます。
  
 
  
    スクリーンショットは、最下段の「ClassicDock」を上部へ移動させているところです。
    各テーマの右側にある  をドラッグして、テーマの段を移動します。
 をドラッグして、テーマの段を移動します。
    こうすることにより、「ClassicDock」の優先順位が上がるのです。
    
    優先順位の変更が終わったら、設定画面の左上にある Done をタップして戻りましょう。    
  
  	特にテーマの個別指定では、必ず優先順位を確認しましょう。
  
 
  
    ここでは、透過画像に置き換えるテーマ「Glasklart」を例に進めます。
    スクリーンショットをご覧の通り、9つのテーマがまとめられています。
    その中の4つがバッヂに関するテーマです。
    適切に作られたテーマですので、これら4つのテーマは、確実に競合しています。
    今回、テーマを適用しようとして選択されているのは2つです。
    さらに、優先順位が高いのは「Transparent」の方ですので、アプリアイコンのようにバッヂが透過され、とても馴染んでいます。
    
    ただ、バッヂの意味を考えると、ある程度目立った方が良いと思います。
    そこで、オリジナルデザインのように、赤いバッヂを選択してみましょう。
    「Transparent」のチェックを外せば、それでもう済む事なのですが、せっかく優先順位の話をしているので、チェックを外さずにやってみます。
    
    では、 Edit をタップし、「Red」の優先順位を「Transparent」より上位に移動しましょう。
    
    
    このように優先順位を入れ替えることにより、採用されるテーマが変わります。
    
    程よく目立って良い感じかと思います。
    
    (実際には、以下の工程を経ないと適用されません)
  
    これまでの全てを通してですが、テーマの選択や優先順位の変更をしたら、画面右上にある Apply をタップしましょう。
    適用するテーマによって、多少の時間を必要としますが、ホーム画面のプレビューが表示されます。
  
 
  
    確実にこうなるというプレビューではありませんが、ほぼこんな感じにはなります。
    
    ここで、画面右下にある  をタップすると、この状態でのメニューがでます。
 をタップすると、この状態でのメニューがでます。
    
    
    内容は、以下の通りです。
    ・無背景にする
    ・シェアする
    ・デバイスを変更する
    
    
    プレビューを見て、「思ってたんと違う!!」ということであれば、画面左上の Cancel をタップして戻りましょう。
    「こんな感じかなぁ」とか「うぉ〜これこれ!!」など、実際にテーマを適用させたい設定ができましたら、画面右上の Apply をタップしましょう。
    何だかフリーズした感じになりますが、書き換え中ですので数秒待ちましょう。
    テスト機での結果ですが、Anemoneを開く前の状態になれば、書き換え完了のはずですので、変更されたかどうかを確認してください。
    
  
    Anemoneを使うことで、気軽に「こだわり」のiPhoneにすることができます。
    納得いくまでいろいろ試してみて下さい。
    
    自作したい方は、「テーマを作る」をご覧になって下さい。
  
Anemoneにできること
		これまではWinterBoardで色々なことをやってきたのですが、iOS7からそうも言ってられなくなりました。iOS9を良い機会とし、WinterboardからAnemoneに乗り換えることになったのですが、その理由は「できることの違い」です。
		以下に、Anemoneにできることを紹介します。
		
    これからテーマ作成のページも作っていきますので、サンプルが出来次第、こちらにも載せようと思います。
	
アプリアイコンを置き換える
  	Winterboardの得意技ですが、Anemoneでも当然のようにできます。
    
  
アプリアイコンにエフェクトをかける
  	影を付けるなど、アイコンにもうひと工夫できます。
    
  
フォントを変更する
  	この機能で、BytaFontが必要なくなるかも!?
  	
  
ドックを変更する
  	ドックの表示を変更でき、反射表示も可能です。
    
  
バッヂを変更する
  	背景画像だけでなく、文字のフォントやサイズなどを変更できます。
     
    
  
フォルダーアイコンを変更する
  	フォルダーアイコンの形や背景を変更しできます。
    特定のフォルダーに対しても可能です。
    
  
ステータスバーの画像を変更する
  	電波信号強度やWi-Fiなど、ステータスバーに表示される画像を変更します。
    
  
色をいろいろ変更する
  	文字表示や画像表示などの色付けを味付けします。
    
  
ユーザーインターフェイス用の画像を変更する
ぶっちゃけ、Winterboardでできることは、ほぼできると思ってください。
  
まとめ
  	Winterboardでできなくなったことが多すぎるためAnemoneに切り替えたのですが、まだまだ葛藤が続いております。
  	しかし、かつてのWinterboardを思い出させてくれるのも確かなのです。
    
    この判断が正しかったかどうか判断するには、もうしばらくかかりそうです。。
	
参考資料
 
          	 
          	 
          	 
					
					
        
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