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キャノン製複合機でDVDの印刷ができない
症状
何枚かDVDレーベル印刷をしている途中で印刷できなくなった。
途中までトレーを引き込むのだが、何らかの動作をしている音はするものの何も印刷せず排出されてしまう。
Fig.1 エラーメッセージ
画面には以下のようなメッセージが表示される。
(Fig.1)
「トレーがセットされていません」
ネットで解決方法を調べると、ソフト的な解決方法しかなく、当然すべて試してみたのだが結果は変わらず。
どうやらソフト的な原因ではないらしい・・・
原因を探る
どこまでがOKでどこからがダメなのか直接目で見て確認しようとプリンター本体のスキャナーユニット(プリンターカバー)を開けてみると、当たり前なのだがインクタンクが移動してしまい見たい部分が隠れてしまう。
Fig.2 カバー閉確認スイッチ
カバーが開いていても印刷動作をしてくれないと確認できないためカバーが閉じている時に押されるスイッチを右側に発見した。(Fig.2)
カバーを開けたままスイッチを押してみると、インクタンクが右側の原位置に戻りスタンバイ状態となったためこのままDVDレーベル印刷を試してみる。
トレーをセットし印刷をかけてみると、いつもの動作音がしてしばらくするとトレーが引き込まれる。
Fig.3 トレー停止位置
ある場所まで来るとトレーが止まり、プリンターはいつもと違う動作をして印刷せずにトレーを排出した。(Fig.3)
ちょうど紙送りローラーの部分であることから、このローラーに上手く送られればきちんと印刷されるのであろう。
トレーがローラーと同じ高さでぶつかっている状態なので、トレーの手前を手で持ち上げてトレーの先端をローラーの下に入り込むようにしてみると見事にトレーを奥まで引き込んでいった、
どうやらトレーが引き込まれていく角度が変わってしまったのだろう。
Fig.4 すり減ったトレーガイド
そこで、トレーガイドを見てみるとここに原因があった。(Fig.4)
何度かの印刷によってトレーとトレーガイドが擦れることでトレーガイドが削れていたのである。
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対策
トレーガイドを交換すればすんなり引き込まれるに違いないが、この程度でお金はかけたくないし部品としてメーカーから提供されているかも疑問である。削れて低くなった分だけ高くなれば良いのであるから、何かを貼り付けることを考えてみる。
「貼り付ける」ということでテープは用意したものの、何を貼り付けて良いのかしばらく考えてみた。
削れた高さは1〜2mm程度なので貼り付けるものは限られるはずなのだがなかなか浮かばない。
Fig.5 対策例(ガムテープ)
考えながらじっとテープを眺めているとそこに答えがあった。
テープを重ねれば目的の厚さを得ることができるし剥がれる可能性も少ない。もし剥がれたり擦り減ったりしてまた同じ症状になってもまた貼れば良いだけである。
おまけに本体への加工が不要というのがありがたい。
実際にテープを重ねてみると結構面倒であることが分かり、先にテープを重ねて(丸めて)から貼り付けてみた。(Fig.5)
説明書にはトレーをセットするタイミングがどうやら、セットする時はトレーガイドとトレーの三角印がどうやらと書いてあるが、印刷する前から一番奥にセットしても問題なく印刷することができるようになった。
今回はMP800であるが、キャノン製インクジェット複合機でのCDやDVDのレーベル印刷は新型が出てもしばらくはこの方式が続くと考えられるので、安心して購入することができますね。
まとめ
今回は、原因がはっきりしていましたし、その対策も簡易的なもので完了したので、とても満足しています。
かかった時間 |
5分 |
使った道具 |
ガムテープ(撮影用) |
かかった費用 |
0円 |
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2008/12/23