WinterBoardver. 0.9.3906
iOS6.0

概要

脱獄することで、いろいろできるようになるのですが、リスクを負ってでも脱獄する理由の1つである「WinterBoard」を紹介します。
この「WinterBoard」は、脱獄した人のほとんどがインストールしていると言えるほど有名で、テーマに応じたファイルを入れ替えてくれるので、iPhoneの見た目を個性的にすることができます。
テーマに依存することは否めませんが、雰囲気をかなり変えることができます。

インストール

リポジトリ

Cydia標準リポジトリ(Cydia/Telesphoreo)ですので、リポジトリ追加の必要はありません。

料金

料金は無料です。

起動方法

初期設定では、ホーム画面にアイコンが表示されますので、そのアイコンをタップすれば起動します。
ホーム画面でのアイコン非表示にしても、「設定」から利用可能です。

使い方

この WinterBoard は、「テーマファイル」によって見た目を変更しますので、「テーマファイル」がなければ意味がありません。
テーマファイルはCydiaからダウンロードすることができますが、自分で作ることもできます。
自作したい方は、当サイト「テーマを作る」を参考にして下さい。
Cydiaからダウンロードしたテーマファイルや、自作したテーマファイルを、Winterboardのテーマファイル保存先にコピーして下さい。
テーマファイルの保存先は、当サイト「パス一覧」にもありますが、以下の通りです。

/Library/Themes/

こちらにテーマファイルの入ったフォルダーごとコピーします。

設定画面

では、使い方の説明です。
「設定」から、WinterBoardをタップして下さい。
ホーム画面に「WinterBoard」アイコンがあれば、アイコンをタップして下さい。
右画像の画面になると思います。

WinterBoardの設定は特に必要ありません。
一番上の「Select Themes」は、後ほど説明します。

「SummerBoard Mode」は、旧バージョンに対応させるためのスイッチです。
スクリーンショットでは「オフ」になっていますが、通常は「オン」で良いと思います。

「Hide WinterBoard」はホーム画面上にアイコンを表示するかどうかの設定です。
ホーム画面にアイコンを残しておきたければ「オフ」にしましょう。
基本的には「オン」で良いと思います。WinterBoardアイコンがホーム画面上に見えなくなりますが、「設定」から「WinterBoard」をタップすれば同じことになりますし、ホーム画面のカスタマイズが落ち着けばあまり使わなくなるためです。

「Advanced(For Themers)」は、私自身使っていないので、省きます。

では、本題のテーマを選択しましょう。

テーマ一覧

先程の「Select Themes」をタップして下さい。
右画像のように、テーマの一覧が表示されます。
この一覧は、Winterboardに付属のテーマと、iOS6で適用されなかったGlasklart用に作ったテーマです。

この画面で、使いたいテーマをタップすると、テーマの左側にチェックが入ります。
左上の「WinterBoard」をタップして戻り、そのまま「Respring」をタップすると、画面表示の再構築によってテーマが適用されるというのが、WinterBoardの一連の流れです。

世の中には、テーマはいくつもあります。そして、常に増え続けています。
Cydia下部のSectionsメニューから、Themesまでスクロールしてみて下さい。
かなりの数が登録されているのが分かると思います。
ここからインストールすると、WinterBoardの一覧に表示されますので、チェックを入れてRespringしましょう。
<追記>
テーマ適用によって変更箇所が重なる場合は、一覧の上位が優先されます。
( テーマをご自身で作りたい方は、こちらを参考にして下さいーーー>テーマを作る

やめたい時は、チェックを外してRespringですが、いろいろ試していくと、一覧がものすごい数になってしまうので、要らなくなったら消すようにしましょう。
消す手順は、「Cydia」->「Manage」->「Packages」->「消したいテーマ」->「Modify」->「Remove」です。
/Library/Themes/にコピーしたテーマファイルを削除してもOKです。


ここで、お知らせがあります。
Winterboardのページなので、それなりにテーマを適用したスクリーンショットを用意したかったのですが、現時点でもユーザーインターフェース画像が適用できないため、ファイル置換により実現したスクリーンショットを載せています。

分かる方には分かると思いますが、artworkファイルを弄る必要があるので、気になる方はこちらをご覧下さい。
ーーー>artworkファイルについて




WinterBoardを使うことで、気軽に「こだわり」のiPhoneにすることができます。
納得いくまでいろいろ試してみて下さい。

自作したい方は、「テーマを作る」をご覧になって下さい。

<追記>
「Winteiboardはとにかくメモリを喰うから使いたくない」という方がartworkファイルを書き換えようとするのですが、では、どれくらいメモリを消費するのか確認してみました。
検証結果のページを作ったので、こちらをご覧下さい。

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テーマ(ウィジェット)いろいろ

WinterBoardで見た目を変えることができると言われても、どれくらい変わるのか、どんな風に変わるのか、ピンとこないと思います。
ここでは、方向性の違うテーマをいくつか紹介します。
見た目だけではなく、ある機能を持たせた「ウィジェット」も紹介します。
参考にしていただければ幸いです。
<注意>
以下に色々紹介しますが、iOS6に完全対応しているテーマはなかなか見つかりません。
「winterboardで見た目を変えることができる」ということを知っていただくことが目的なので、ここで紹介するものは、当サイト「iPhone4」や「iOS5」からの転載もあります。
それなりの時間が経ち、iOS6対応のテーマも充実して、私自身が紹介したくなるようなテーマと出会えたら、このページで紹介しようと思います。
iOS6に対応したテーマを待てない方は、こちらを参考にして初めから自作してみると、初めての我が子を見たときの気持ちになれると思います。
雰囲気の気に入った(iOS6未対応)テーマをダウンロードして、それをこちらを参考にiOS6に対応させても十分感動を味わえると思います。

シャア専用テーマ(Char Aznable Custom 4.0.1)

これぞ「テーマ!」と言える代物です。
紹介した画像のように、しっかりテーマに沿って作られていますが、私が一番感動したのは、SpringBoard.stringsの内容が、シャアの言い回しになっていることです。
どれほど好きかが伝わってくる作品ですので、是非お試し下さい。
作者様のページに動画もありますので、ご覧になって下さい。

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仮面ライダー

やはり「テーマ」にこだわった作品は、ひと味もふた味も違いますね。
仮面ライダーと言っても、1号などのバッタ野郎ではありません。
「ファイズ」や「カブト」や「オーズ」など、今世紀のライダー達です。
まぁ、その中にバッタ(ホッパー)も登場するんですけどね・・・
作者様のサイトはこちら → D140
サイトにもありますが、以下のリポジトリを追加して下さい。

http://cydia.maskedr1dersystem.com/

いろいろ用意されているので、趣味が形になると嬉しいですね。

もちろん画面だけではありません。
電話キーパッドや、SMS/MMSやメールなどの着信音も変更されます。
結構マニアックな音もあるので、「あの時の決め技の音だ!」と分かる人には、とてもゾクゾクするテーマではないでしょうか。

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Glasklart

私の一番のお気に入りです。アイコンが透けることで背景が際立つので、いろいろな壁紙を楽しむことができます。
しばらく、バージョン1.8が続きましたが、このページ作成時のCydiaにある最新バージョンは2.3です。
しかしながら、iOS6の特長である「マップ」や「Passbook」の2つのアイコンは当然ながらまだ透過されていません。 自作しました
当サイト「脱獄アプリ」の中に、Glasklartのページを作成しましたのでご覧になって下さい。

しばらくネットのどこかに公開されていないか探してみましたが、未だ誰も公開していないようなので、作ってしまいました。
生まれて初めて作ったGlasklartアイコンですが、公開したいと思います。

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ウィジェット

自作ウィジェットですが、ここで紹介させて頂きます。
iPhoneのロック画面に、アナログ時計を表示させることもできます。

アップルデザイン

アナログ時計




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キャリア画像いろいろ

キャリア表示部は常に「SoftBank」や「KDDI」と表示され、アンテナやバッテリーの様に変化する訳ではなく、名札のようにそこにあります。
このwinterboardによって、キャリア画像を入れ替えることもできます。

以下はその例です。
詳しくは、「テーマを作る」「キャリア画像」をご覧下さい。

<注意>
この「iOS6の棚」は、iPhone4×iOS6で作成しております。
ただ、機種変更後でありSIMなしのiPhone4ですので、キャリア表示がありません。
したがって、ここで紹介するサンプルはiOS5でのサンプルが多数流用されています。












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フォント変更

Info.Plistファイルをテーマにするだけで、フォントが変更できます。
と言っても、日本語テンキーに適用されないので、万能ではありません
それでも、英数フォントだけでなく、日本語フォントも変更できます。
気軽に雰囲気を変えたい時は、Winterboardでちょこちょこっと変更するのも面白いかもしれませんね。

詳しくは、「やってみたこと一覧」「日本語フォントを変更してみた Part2」をご覧下さい。



以下は関連ページです。
「やってみたこと一覧」「Info.plistで遊ぶ」
「やってみたこと一覧」「日本語フォントを変更してみた」をご覧下さい。


気軽に完全な日本語フォント変更を実現するには、BytaFontをオススメします。

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ページ毎に背景を切り替える

いくつかの画像ファイルをテーマファイルで構成するだけで、脱獄アプリでよく知られている「PerPage」をWinterBoardで実現できます。
パノラマ画像を用意すると、連続背景でスクロールすることになります。


詳しくは、「テーマを作る」の、「ページ毎に背景を切り替える」をご覧下さい。

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アイコンを透過する

Winterboard標準のテーマなのですが、アップデートでやっと確認することができたので、ここで紹介します。

透過率90%

透過率80%

透過率70%

透過率60%

詳しくは、「やってみたこと」の、「Info.plistで遊ぶ」をご覧下さい。
「テーマを作る」「アイコンを透過する」にもあります。

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参考資料

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2012/10/24