WinterBoard

脱獄することで、いろいろできるようになるのですが、リスクを負ってでも脱獄する理由の1つである「WinterBoard」を紹介します。
この「WinterBoard」は、脱獄した人のほとんどがインストールしていると言えるほど有名で、ホーム画面の見た目をガラッと変えることができます。

Cydiaより「WinterBoard」で検索し、インストールしたら再起動で完了です。
テーマファイルもCydiaからダウンロードできますが、自分で作ることもできます。
自作したい方は、当サイト「テーマを作る」を参考にして下さい。
Cydiaからダウンロードしたテーマファイルや、自作したテーマファイルを、Winterboardのテーマファイル保存先にコピーして下さい。
テーマファイルの保存先は、当サイト「パス一覧」にもありますが、以下の通りです。

/Library/Themes/

こちらにテーマファイルの入ったフォルダーごとコピーします。

設定画面

では、使い方の説明です。
「設定」から、WinterBoardをタップして下さい。
ホーム画面に「WinterBoard」アイコンがあれば、アイコンをタップして下さい。
右画像の画面になると思います。

WinterBoardの設定は特に必要ありません。
一番上の「Select Themes」は、後ほど説明します。

「SummerBoard Mode」は、「オン」で良いと思います。

「Hide WinterBoard」はホーム画面上にアイコンを表示するかどうかの設定です。
ホーム画面にアイコンを残しておきたければ「オフ」にしましょう。
基本的には「オン」で良いと思います。WinterBoardアイコンがホーム画面上に見えなくなりますが、「設定」から「WinterBoard」をタップすれば同じことになりますし、ホーム画面のカスタマイズが落ち着けばあまり使わなくなるためです。

「Advanced(For Themers)」は、私自身使っていないので、省きます。

では、本題のテーマを選択しましょう。

テーマ一覧

先程の「Select Themes」をタップして下さい。
右画像のように、テーマの一覧が表示されます。
この一覧は、Winterboardに付属のテーマと、この撮影用に入れた3つの自作テーマです。
上から、通信信号強度のテーマ、オレンジ色のWi-Fi強度のテーマ、ドコモのキャリアテーマです。
(White Icon Labels以下はwinterboard付属)

この画面で、使いたいテーマをタップすると、テーマの左側にチェックが入ります。
左上の「WinterBoard」をタップして戻り、そのまま「Respring」をタップすると、画面表示の再構築によってテーマが適用されるというのが、WinterBoardの一連の流れです。

世の中には、テーマはいくつもあります。そして、常に増え続けています。
Cydia下部のSectionsメニューから、Themesまでスクロールしてみて下さい。
かなりの数が登録されているのが分かると思います。
ここからインストールすると、WinterBoardの一覧に表示されますので、チェックを入れてRespringしましょう。
<追記>
テーマ適用によって変更箇所がかぶる場合は、一覧の上位が優先されます。
( テーマをご自身で作りたい方は、こちらをご覧下さいーーー>テーマを作る

やめたい時は、チェックを外してRespringですが、いろいろ試していくと、一覧がものすごい数になってしまうので、要らなくなったら消すようにしましょう。
消す手順は、「Cydia」->「Manage」->「Packages」->「消したいテーマ」->「Modify」->「Remove」です。

テーマ適用後

参考までに、先程の3つのテーマを適用したスクリーンショットを紹介します。
ステータスバーの左側に集中していますが、2種の信号強度とキャリアが変更されていることがお分かりいただければ結構です。

ここで気付く方もいらっしゃると思いますが、バッテリーもオレンジになっています。
しかし、winterboardでは設定していませんし、そもそも一覧にもありませんでしたね。
これは、画像ファイルを直接置き換える実験中のものなのですが、winterboardを必要としない方法で実現しています。

これで納得される方もいらっしゃれば、「何!?」とより一層疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
これは、artworkファイルを編集しオリジナルファイルと入れ替えています。
気になる方はこちらをご覧下さい。
ーーー>artworkファイルについて

WinterBoardを使うことで、「こだわり」のiPhoneにすることができます。
納得いくまでいろいろ試してみて下さい。

自作したい方は、「テーマを作る」をご覧になって下さい。

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<追記>
「Winteiboardはとにかくメモリを喰うから使いたくない」という方がartworkファイルを書き換えようとするのですが、では、どれくらいメモリを消費するのか確認してみました。
検証結果のページを作ったので、こちらをご覧下さい。

テーマ(ウィジェット)いろいろ

WinterBoardで見た目を変えることができると言われても、どれくらい変わるのか、どんな風に変わるのか、ピンとこないと思います。
ここでは、方向性の違うテーマをいくつか紹介します。
見た目だけではなく、ある機能を持たせた「ウィジェット」も紹介します。
参考にしていただければ幸いです。
<注意>
以下に色々紹介しますが、iOS5に対応しているテーマはまだ1つもありません。
「winterboardで見た目を変えることができる」ということを知っていただくことが目的なので、ここで紹介するものは、当サイト「iPhone4」からの転載で済ませます。
それなりの時間が経ち、iOS5対応のテーマも充実して、私自身が紹介したくなるようなテーマと出会えたら、このページで紹介しようと思います。
iOS5に対応したテーマを待てない方は、こちらを参考にして初めから自作してみると、初めての我が子を見たときの気持ちになれると思います。
雰囲気の気に入った(iOS5未対応)テーマをダウンロードして、それをこちらを参考にiOS5に対応させても十分感動を味わえると思います。

シャア専用テーマ(Char Aznable Custom 4.0.1)

これぞ「テーマ!」と言える代物です。
紹介した画像のように、しっかりテーマに沿って作られていますが、私が一番感動したのは、SpringBoard.stringsの内容が、シャアの言い回しになっていることです。
どれほど好きかが伝わってくる作品ですので、是非お試し下さい。
作者様のページに動画もありますので、ご覧になって下さい。

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Glasklart HD

私の一番のお気に入りです。アイコンが透けることで背景が際立つので、いろいろな壁紙を楽しむことができます。
Cydiaにある最新バージョンは1.8.1で、2011年4月7日にアップデートされているのですが、iOS5から登場した「ビデオ」、「リマインダー」、「ニューススタンド」の3つのアイコンは当然ながらまだ透過されていません。
当サイト「脱獄アプリ」の中に、Glasklartのページを作成しましたのでご覧になって下さい。

<iOS5への対応例>
☆Bundles/com.apple.mobilemail内のicon@2x.pngをIcon@2x.pngにリネームする。
☆Bundles/com.apple.mobileipod内のicon-AudioPlayer@2x.pngをicon@2x.pngにリネームする。(今回はオリジナルに近い音符画像を選択した)

その他の対応は、当サイト「標準アイコン」を参考にして下さい。
カレンダーの文字の色や位置、大きさなどの変更は、当サイト「Info.plistで遊んでみた」を参考にして下さい。
<追記>
MacTHEMESに追加アイコンがありました。
適用したアイコンで上の画像を差し替えます。

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Black'UPS Darkness HD

標準アプリのアイコンもしっかりRetina用に置き換わるテーマです。iPhoneブラックにぴったりのテーマかと思います。大人の雰囲気を感じています。

<iOS5への対応例>
☆Wallpapersの中から適当なファイル(Wallpaper_old.png)をテーマフォルダ直下にコピーし、Wallpaper@2x.pngにリネームする。
☆Bundles/com.apple.mobilemail内のicon@2x.pngをIcon@2x.pngにリネームする。
☆Bundles/com.apple.mobileipod内のicon-AudioPlayer@2x.pngをicon@2x.pngにリネームする。(今回はオリジナルに近い音符画像を選択した)
☆上記フォルダ(Bundles/com.apple.mobileipod)を丸ごとコピーし、com.apple.videosというフォルダ名にし、Bundles/com.apple.videosという状態にする。
これでビデオアイコンの準備ができたので、フォルダ内のicon-VideoPlayer@2x_alt.pngをicon@2x.pngにリネームする。(今回はオリジナルに近いカチンコ画像を選択した)

その他の対応は、当サイト「標準アイコン」を参考にして下さい。

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加工ウィジェット

テーマとして気に入っている「Glasklart」ですが、気に入っているウィジェットもあります。
MacThemesからダウンロードしたものですが、使っているうちにiPhone4用ではないことに気付いたので、自分なりにiPhone4用に加工したものを使っています。
我ながら上出来だと思うので、加工前後の画像を紹介しておきます。
当サイト「ウィジェットを弄る」の中で紹介していますので、参考にして下さい。

加工前

加工後

加工前

加工後




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キャリア画像いろいろ

キャリア表示部は常に「SoftBank」と表示され、アンテナやバッテリーの様に変化する訳ではなく、名札のようにそこにあります。
このwinterboardによって、キャリア画像を入れ替えることもできます。

以下はその例です。
詳しくは、「テーマを作る」「キャリア画像」をご覧下さい。

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フォント変更

Info.Plistファイルをテーマにするだけで、フォントが変更できます。
と言っても、日本語テンキーに適用されないので、万能ではありません
それでも、英数フォントだけでなく、日本語フォントも変更できます。
気軽に雰囲気を変えたい時は、Winterboardでちょこちょこっと変更するのも面白いかもしれませんね。

やり方は、「やってみたこと一覧」「日本語フォントを変更してみた Part2」をご覧下さい。

以下は関連ページです。
「やってみたこと一覧」「Info.plistで遊ぶ」
「やってみたこと一覧」「日本語フォントを変更してみた」をご覧下さい。

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ページ毎に背景を切り替える

いくつかの画像ファイルを、テーマファイルで構成するだけで、脱獄アプリで知られている「PerPage」をWinterBoardで実現できます。
パノラマ画像を用意すると、連続背景でスクロールすることになります。


やり方は、「テーマを作る」の、「ページ毎に背景を切り替える」をご覧下さい。

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アイコンを透過する

Winterboard標準のテーマなのですが、アップデートでやっと確認することができたので、ここで紹介します。

透過率90%

透過率80%

透過率70%

透過率60%

詳しくは、「やってみたこと」の、「Info.plistで遊ぶ」をご覧下さい。
「テーマを作る」「アイコンを透過する」にもあります。

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参考資料

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2011/11/09